そもそも、「わたしらしさ」って何なん?

世の中では簡単に、

「自分らしく生きよう」
「好きなことをしよう」
「ありのままでいい」

と言うけれど、

そもそも、“わたしらしさ”って何なん?

好きなことをしている自分?
人に合わせず、自由に生きている自分?
思ったことを我慢せずに言える自分?

でも、その“自分”が分からないから、悩むんですよ。
長いこと世間に合わせて生きてくれば、余計に、
わたしも会社という組織から抜けて、

「さあ自分のやりたいことを」と思ったら
何をしたいのか分からない。

好きなことをしようと言われても、
何が好きなのかさえ、よく分からない。
好きな服や色、食べ物くらいはわかるけど・・・

「ありのままでいい」と言われても、

その“ありのまま”って、どの私?

友達と馬鹿なことして笑ってる私も、
ひとりで静かに過ごしたい私も、どちらも私。

誰かの力になりたい私も、
今日はもう誰のことも背負いたくないと思う私も、どちらも私。

私たちが探している「わたしらしさ」は、
そんなに簡単に、一つの言葉で決められるものではないのかもしれません。

心に傷を負っていたらなおさらです。
もう傷つかないように、
嫌われないように、
誰かを怒らせないように。

いつの間にか私たちは、
自分の気持ちよりも、
周りがどう思うかを先に考えるようになります。

本当は嫌なのに「大丈夫」と笑ったり、
苦しいのに「私が我慢すればいい」と飲み込んだり、
誰かに必要とされることで、自分の価値を確かめようとしたり。

そうやって身につけてきた自分も、
これまで自分を守り、生きてくるために必要だった私です。

だから、それを「偽物の自分」と切り捨てる必要はありません。

でも、

それだけが、あなたのすべてではない。

傷つかないために選んできた生き方の奥には、
本当は感じていたことや、
ずっと言えずにいたこと、
諦めたつもりでいた願いが残っていることがあります。

もしかすると「わたしらしさ」とは、
どこかにいる本当の自分を探し当てることではなく、

置き去りにしてきた自分の気持ちを、一つずつ迎えにいくことなのかもしれません。

目次

綺麗な自分だけを探しても、見つからない

「わたしらしく生きたい」と思うとき、
私たちはどこかに、もっと素敵な“本当の私”がいるような気がします。

人に優しくて、好きな人に囲まれて、
好きなことを楽しんで、
周りに振り回されず、
自分の軸を持って生きている私。

でも、実際に心の中にいるのは、
そんな綺麗な自分だけではありません。

幸せそうな人を見て、
素直に喜べないこともある。

誰かが評価されるのを見て、
「なんであの人が?」と思うこともある。

人のために頑張りながら、
「どうして私ばっかり」と腹を立てていることもある。

家族を大切にしたいと思いながら、
全部放り出して、どこかへ逃げたくなることもある。

誰にも言えない相手に惹かれ、
やめた方がいいと分かっているのに、
離れられないことだってあります。

認められたい。
必要とされたい。
もっとお金が欲しい。
あの人より幸せになりたい。

そんな気持ちが出てくると、

「こんなのは本当の私じゃない」

そんなふうに思ってしまう自分に罪悪感を感じたり、

「こんなことを思う私はダメだ」と、
また自分の一部を否定し、自己嫌悪に陥ったりします。

でも、

それも自分の中から出てきた声なんですよね。

もちろん、感じたことをそのまま行動に移せばいい、という話ではありません。

ただ、その気持ちを「醜い」「間違っている」「ダメな自分」と切り捨ててしまえば、
なぜそれほど苦しいのか、
本当は何を求めているのかも分からなくなります。

不倫相手から離れられないのは、
その人を愛しているからだけではないかもしれない。

誰かに選ばれることで、
自分の価値を確かめたいのかもしれない。

家族のために頑張り続けるのも、
本当に相手を思っているからだけではなく、

「役に立たなければ、私は必要とされない」

という怖さがあるのかもしれません。

職場で何もかも引き受けてしまうのも、
責任感が強いからだけではなく、

断ったら嫌われる。
できない人だと思われる。
自分の居場所がなくなる。

そんな不安が隠れていることがあります。

私たちの悩みは、
表面だけを見れば、恋愛や家族、仕事、人間関係の問題です。

けれど、その奥をたどっていくと、

私は、私のままで愛されるのか。
何もできない私にも、価値があるのか。
誰にも必要とされなくても、私は私でいられるのか。

というところへ行き着くことがあります。

もしかすると私たちは、
自分らしく生きたいのではなく、

自分のままで生きても大丈夫だと認めたいのかもしれません。

そして、本当は誰かにも、

そんな自分を認めてほしいのかもしれません。

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この記事を書いた人

RestartCollege 主宰|碧乙(あお)
繊細な感性を、強みに変える。
わたしらしい人生のリスタートコンサルタント

会社員時代は、管理職・役員として約20年間、
人材育成や組織づくりに携わる。

人生の大きな転機をきっかけに、東西の占術や心理を学び、そこで見えてきた資質や可能性を現実に活かすため、コーチングやマーケティングまで学びを広げる。

その後10年以上にわたり、個人セッションや講座を通して、
一人ひとりが本来の自分を知り、その人らしい人生や仕事を形にするサポートを行ってきた。

自身もエンパス、HSS型HSPの気質を持つ。

現在は、感覚派・繊細な方のための
《わたしらしい人生のリスタートコンサルタント》として、
魂と感性の声を、自分らしい人生やお志事へつなげている。

▶碧乙の詳しいプロフィールはこちら

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